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6DNS 解説 - 終章:カメラや仕上げなど

■カメラワーク
 カメラワークにて補間曲線を使うかどうかはその時々で変わります。
 ドリーやクレーンショットでは直線状の方がそれっぽく見える場合がありますし、ハンディカメラのようなゆらぎのあるカメラであれば補間曲線を使った方がそれっぽくなるなど…。
 カメラのキーフレームはモーションのそれに比べてかなり少なくて済みますので、面倒がらずに補間曲線設定をしたり再生チェックを何度も繰り返した方がいいでしょう。
 また、X/Y/Zや回転それぞれに違った補間曲線を付ければ、トリッキーな動きをさせる事もできます。

カメラ補間曲線:X軸カメラ補間曲線:Y軸
カメラ補間曲線:Z軸カメラ補間曲線:回転
(1キーフレームでの各軸などに対する補間曲線設定)

 また、今回はベータ版ではありますがMMEによるMotionBlur(そぼろさん作)を実験的に使わせて頂き、モーションへのブラーもさることながら、カメラワークによるブラー効果を有効的に使えるかどうかというのもありました。
 その為、クイックズームやスウィッシュパン(カメラを急にパンさせる)なども取り入れてみました。
 一瞬の事なので分かり辛いかもしれませんが…。
カメラワーク2
 このモーションブラーエフェクトは、MVToolでやるよりも高速で、かつMMDのレンダリング時に掛けられるというメリット、そしてシーンチェンジも(ある程度ですが)感知してくれるので非常に楽になりました。
 アルファ出力にも対応しているので、合成する場合にも使えそうです。
 まだ改善点があるらしく正式リリースはされていませんが、今から楽しみなエフェクトの一つです。

■ポストプロセス(色調加工・調整など)
 特にエフェクトらしいエフェクトは付けてないですが、色調加工を行いました。
 MMD+MMEで既にデフュージョンまで掛けている状態ではありますが、もう少しHDR(High Dynamic Range Image)的な感じにチャレンジしてみようとやってみましたが…まぁ上手く行きませんでした。
 結果としては、今まで通りの色調補正にプラスアルファをしたくらいです。
 逆に彩度を半分くらいに落としてミュージッククリップ的な質感にしてしまおうかとも思ったのですが、そういった印象を付けるような作品でもないので、今回は保留。

 その代わり(これはMMEでも出来るでしょうが)、ガンマを極端に小さくしたものを加算合成して、ハイキー部分を更に持ち上げる「ブルーム」効果を足しています。

色調補正(補正前)MMD出力

色調補正(ガンマ処理)ガンマ処理「0.10」

色調補正(加算合成後)MMD出力+ガンマ処理(加算合成)

 これは分かりやすくそのまま加算合成していますが、レイヤー自体の透過率を30%~40%くらいにして白跳びを若干抑えてます。
 また更に、最終的な調整レイヤーでカーブによるRGB調整とレベル調整(白を235でクリップ)、若干彩度を持ち上げたりと微調整を行っています。
 とはいえ、最終的にMP4にする時に潰れてしまうのではありますが…この辺りはエンコした後と比べて、また調整してエンコ、という作業を繰り返しつつ色調補正しています。

■ノイズ除去
 モーションもカメラワークも激しいですし、何よりデフュージョンやらオブジェクトルミナス、被写界深度エフェクトやらモーションブラーやらふんだんに使っているので、普通にエンコードしただけでは動画がかなり荒れます。
 ポストプロセス後はAVIUtlのプラグイン「NL-Means」フィルタなどを使ってノイズ除去し、出来るだけ無駄なデータを省きつつビットレートを稼げるようにします。
ML-Meansフィルタはかなり強力なもので、空間・時間それぞれに対して綺麗にノイズ除去を行ってくれます。
 その代り、エンコードよりも重い処理となりますので、フィルタを通すだけでかなりCPUパワーと時間を使う事になります。
ノイズ除去(除去後)【ノイズ除去前】
ノイズ除去(除去前)【フィルタ適用後】
 細かいノイズを除去すれば若干ではあるものの中間ファイル容量も軽減できますし、エンコード時に余計な負荷やビットレートが必要になったりしません。
 結果として同じビットレート割り振りをしても、画質の向上が図れます。
 特に光物系のエフェクトやブラー系のエフェクトを掛けた時には、このフィルタを掛ける事により画質劣化を抑える事ができます。


■まとめ
 こんかいのメイキングをこのような形式にしたのは、動画にするとやたら長くなるのと、流石にそこまで労力が避けられないといった事情があるので文章と図、そして各動画に分けてみました。
 ほぼ3年ぶり作った単体作品ではありますが、この間に培ってきた基礎と、ここ最近の技術を組み合わせたようなものになりました。
 モーションについては余り進歩が無いものの、Kinectのお蔭で変化は若干付けられたのではないか…と思っています。
 それでも相変わらず、理に合わないヘンテコ踊りさせて喜んではいますがw

 これらの記事も思い返しながら都度書いていったもので余りまとまっておらず、How to的な要素も薄いため、他の方の役に立つ情報かどうか微妙な所ではありますが…。

 それはともかく、今回の作品創りで学べた所などは今後に生かしつつやっていこうかと思ってます。

 複数にわたるエントリーを読んでいただきありがとうございます。
 また次回作などで…。

(終)
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ニコニコ動画などでMMD動画をうpしてるしがないユーザーの一人。
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