【基礎TIPS】モデルの回転

よくよく考えてみれば、ボーン改造など無しでモデルの回転について詳しく説明したことが無かったかも…。
ですので、ここでは標準ミクVer1を使った回転方法を説明します。


1:センターとつま先IKの関係を理解する。
モデルの基本的な回転は、センターのY軸を回転させる事で向かせる方向を決める事が出来ます。
ですが、センターだけを回転しても、標準状態では足の向き、特につま先が回転についてこない状態になります。
そこでつまずく人も多いのですが、これはつま先IKによる働きです。

回転1試しにモデル(標準付属の初音ミク.pmd)を読み込んだ後、モデル操作パネルにて
IK選択のプルダウンメニュー(セルフ影ボタンの下)で、つま先IK(左右どちらでも可)を選んだ後、そのさらに下にあるIKのON/OFF切り替えボタンで「OFF」を選んでから、登録ボタンを押して下さい。
この操作で、つま先IKだけ連動が切れます。
その後、センターをY軸回転させてみましょう。

回転2
ご覧のように、足の捩りが無くなり素直に回転する事が出来ます。

回転3では、つま先IKは不要なのか?
それはまた違います。つま先IKをON/OFF切り替えながらモーションを付ける方法もありますが、ここでは全IKがONである事を前提としてみましょう。

つま先IKは、モデルを地面に安定して接地させる為には必須の機能です。

試しに、そのまま今度はセンターをX軸側に回転して前倒しさせてみて下さい。
右のつま先IKはオフ、左のつま先IKはオンの状態です。
右足のつま先は、地面にめり込んでしまいましたが、左足はねじれはするものの、地面からはしっかりズレない状態になっています。

つまり、つま先IKをオフにしたり、位置を動かしてしまうと接地感が無くなってしまう可能性があるのです。
ですから基本、つま先IKは接地を自動化させるための機能であり、基本的には位置・回転を弄る必要はありません。

では、どうやって足をねじれさせずに回転させるか?


2:複数選択の「順番」

回転4
MMDでは、もちろんボーンの複数選択が可能です。
ですが選択時の順番というのが非常に重要になってきます。
まず、モデルを読み込み直後の状態に戻し(または読み込み直し)、ボーン操作パネルにて
「左足」⇒「右足」⇒「センター」の順番で選んでみましょう。
左右どちらからでも構いませんが、最後は必ずセンターにしてください。
また、操作画面内から選ぶ事も出来ますが、違うボーンを選ばないようにする為にもこういう場合はボーン操作パネルから選ぶ事をお勧めします。
そして、最後にセンターを選んだ状態で、回転させてみてください。

回転5

足を捩らずに回転できたかと思います。
今回の場合は、センターを基準にしましたが、左右どちらかの足を基準にする事が出来ます。
たとえば右足を軸にしたポーズを作って、回転させたい場合は、左足・センター・右足の順番に選べばよいのです。
つまりは回転の主軸にするボーンを最後に選べばよいのですね。

回転6(右足を軸とした回転例)

これで基礎的な回転はできるようになると思います。
ポイントとしては、
「つま先IKは接地するための機構であり、基本弄らない」
「複数選択で回転させる場合、軸にしたいものを最後に選択する」

となります。

※補足説明
センターとつま先IKは連動接続しているようで連動していません。
センター⇒足IK⇒つま先IKという連動接続がなされています。
つまり、つま先IKは足IKに接続しているだけで、センターからは独立しています。
センターを回転させずとも、足IKを回転させる事で、つま先IKは動きます。
この辺りは、一度、各IKをOFFにして動きを見てみると視覚的に理解が得られると思うので、やってみてください。

3:モーションにおける回転の注意
ポージングでの回転はこれで出来るようになるかと思います。
ですが、動きを付けると、「あれ?何で逆回転するの?」となる事もあるでしょう。
MMDでのボーン回転は、クオータニオン(四元数)を使用しており、オイラー角ではありません。
(カメラはオイラー角制御です)
その機構の制約上、180度以上回転させると、逆回転になる場合があります(最短の近しいベクトルに向かう為)。
なので、綺麗に一回転させるためにはキーフレームを分割して打つ必要があります。
2秒で一回転させるためには、

1:2秒=60frmなので、60frm目に最初と同じポーズを登録
2:60÷3=20なので、20フレーム目に120度回転
3:さらに40フレーム目に240度回転

と計3つのキーフレームを打つことにより、任意の方向で回転する事が出来ます。

回転系の情報は操作画面には出てこないので、性格に120度回すというのは難しいかもしれません。
その時には、
【ボーン編集メニュー】→【数値入力】
を使うと便利です。
回転7
1:大体これくらいの角度だろう、という状態でボーンを登録します
2:順番はどれでも構わないので、複数選択を解除し、センター・右足IK・左足IKどれかを選びなおします(単体選択)
3:メニューから数値入力を呼び出して、任意の角度(Y軸回転を120度など)を登録します
4:OKボタンを押した後、キーフレームに登録します(数値入力しただけではフレームに登録されない)
5:残りの二つも同じ数値を入力するよう繰り返します

これで正確な角度で回転させる事が出来るでしょう。



以上がモデルを回転させる時のノウハウです。
少々ややこしいかもしれませんが、理解さえすれば非常に簡単であり、かつ様々な場面にも使えますのでぜひ覚えましょう。
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tag : ポージング モーション 基礎操作

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