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MMDユーザーの為のAviUtlフィルタ活用2

さて、続きです。

まず、色調補正・拡張色調補正を説明する前に、前提をお話します。
モニターはCRTタイプ(ブラウン管タイプ)と液晶では発色が違います。これは分かりますね。
またメーカーによっても発色が違います。これも分かりますね。
そして、グラフィックカードもメーカによって発色が違います。

特にメジャーどころでいう、RADEON系・nVidea系は大きく差があります。
これは文面ではなかなか説明し切れません。
分かりやすい違いでひとつあげると、黒の発色です。
「え?黒は黒だろ?」という方もいらっしゃるでしょうが、黒の色というか黒の濃さ(明るさ)が若干違います。
nVidea系は黒が締まっており、比較的濃い黒となっています。それに対しRADEON系は黒が若干明るくなっています。
なので、RADEON系で画面を暗く作ってしまうとnVidea系ではまったく見えなくなり、逆にnVidea系で分からないくらいに暗く作ってもRADEON系では見えてしまうという現象があります。

モニターとグラフィックカードの設定を厳密に微調整すればこういう事は無くなるのですが、そこまでするのはプロユースくらいで、一般ではほぼ購入時のままだと思われます。

さて、これらを前提をしてフィルタの説明に入ります。

【色調補正】
文字通り、画面の色調を調整するものです。
MMDではそのままの色調で使う事が多いですが、ここを弄ることによって独自性を出すことが出来ます。
あえて古めかしい感じにしたり、テレビメーカーもびっくりなビビットカラーにする事も出来ます。

<明るさ>
明るさ、とは書いてますが、これは黒の明るさです。値を上げると黒い部分が白っぽくなり、値を下げると黒がどんどん沈みます。
もちろん、黒の部分だけでなく全体に影響します。
ヒストグラムを見てもらえば分かると思いますが、黒を基準としてレベルを上げるか下げるかという幹事なります。
なので前提でお話したRADEONとnVideaそれぞれの特徴に合わせて調整する必要があります。

<コントラスト>
よく明るさと勘違いしている人も居たりしますが、これは低いレベルと高いレベルの差をどれだけ広げるか、という調整です。
プラスの方へ持っていくと、丁度中間の部分を基準として差は広がり、暗いところはより暗く、明るいところはより明るくなります。
当然、0を下回ったり255を超えた部分はそれぞれ黒や白に変わります。
マイナスへ極端にもっていくと、グレーになります。

<ガンマ>
これをまともに説明するとなると、また別のカラムになってしまうので簡単に。というか私もそんなに詳しくないですw
簡単に言うとレベルの平均地点をずらすという感じです。
弄ってみれば一目瞭然であるので自分の目でお確かめ下さい。
設定が比率じゃなく値なので、ちょっと慣れが必要かもしれません。

<輝度>
これが本来でいうところの画面の明るさです。
黒(0)を基準として一番明るいところをどこに設定するかというものです。
当然、低くすれば暗く、高くすると明るくなります。

<色の濃さ>
文字通りです。

<色合い>
色をズラします(または回転させるとも言う)
AviUtlでは一回転まではいきませんが、色調整を行うことが出来ます。

さて、これらの設定がエンコードに及ぼす影響ですが…
ヒストグラムを見ると分かると思うのですが、明るさ・コントラスト・ガンマ・輝度をそれぞれ調整することにより、一部の情報を削る事が出来ます。
明るさ・コントラスト・ガンマを下げ、輝度を高くすることにより、低レベルの情報・高レベルの情報の一部が削られるのが分かると思います。
画面は褪せた感じがしますが、情報が削られた事により余計なデータが無くなってエンコードの速度が出たり、画素が綺麗になったりもします。

制作者自身はついつい元の素材を見てしまっているので劣化したような感じになりますが、アップロードなどをして他の人に見せた場合、元素材を見てないので比較できず、「元々こんな感じか」と、制作者本人が思ってる以上にすんなりと受け入れられるものでもあったりします。
この辺りはバランスですね。

【拡張色調補正】
基本的には色調補正と同じなんですが、設定項目が違います。
Y(輝度)を初め各カラー調整(Cb/Cr・RGB)となっています。
そしてそれぞれに、offs(オフセット)、gain(ゲイン)に分かれています。
これらは文字で説明するより触った方が理解が早いでしょう。
色を大幅に変えたい時などは、こちらの方がより動かしやすいです。

その他にオプションとして「RGBの同期」「TV->PCスケール補正」「PC->TVスケール補正」などがあります。
MMDユーザーとして使うのは、一番したの「PC->TVスケール補正」です。
RGBなどの画素データ量は、テレビよりもPCの方が幅が広いです。PCの画面の方がTVより綺麗な理由の一つでもあります。
なので、このスケール変更は、データ量を削る時に有効になります。
先述の色調補正でもあったように、低レベルと高レベル部分の信号をこのオプションを使う事により一発で削る事が出来ます。
これまた若干褪せた感じはしますが、何かをキャプチャした動画と比べてもそう大きな差は出てきません。
動きも激しく、画面のディティールも細かい、エンコードしてみたら荒れて荒れて仕方ないという時に使ってみるといいかもしれません。
またY(輝度)のオフセット・ゲイン共に同時に調整してみるのも手です。


この辺りの設定は恒常的なものではなく、作品ごとに変えていった方がいいものですので、一概にコレ!といった設定方法はありません。
色々と弄ってみて、自分の望む質感に変えてみてください。
特に色調補正などはかなり有効です。
若干変えるだけで、世界観が違って見えたりするのでチャレンジしてみて下さい。
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tag : AVIUtl エンコード

コメント

非公開コメント

おお、この記事はとても参考になります。ありがとうございます。

Aviutlのフィルタで雰囲気変えるのは結構手軽で効果があるし、エンコにも関わるので役に立ちますね。
ただ、潰れて見えないとかは別ですが最終的には個々人のモニタバランスとかにも影響されるので「意図どおりの色」とはいかないんだろうなとw

レス

>pencilerさん
テレビもメーカーによって発色違うですし、誰もカラーバーあわせたりしませんから、同じ環境というのは存在しない感じですね。
どこまで平均取るかという問題かもです。
まぁ私はお構いなしにやちゃったりしますので、時折失敗しますがw

昨日あたりからaviutlを使い始めたものの、フィルタを使いこなせずに困っていたので、とても参考になりました!
やはり肝心なのは慣れですかねww

AviUtlに限った話じゃないですが、勇気をもって色々といぢくりまわすのが手っ取り早くはありますねw
結局、エフェクトやフィルタ系は単体では使いどころが少なく、複数組み合わせてやっと威力が出るようなものばかりですしね
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